「作るか」の前に、
「何を任せるか」。
キャラクターは、売上そのものを作る存在ではありません。売上や問い合わせは、商品やサービスの魅力、価格、伝え方など、さまざまな要因が組み合わさって生まれます。
キャラクターが担当できるのは、その前にある「見てもらえない」「覚えてもらえない」「わかりにくい」「動きにくい」「続かない」といった壁の一部です。
だからYataLogicでは、最初に解決したい課題から、キャラクターの仕事を考えます。
認知・注意
1|見てもらう
まず存在に気づいてもらい、その後、見てほしい情報へ視線をつなぎます。
どんなときに使う?
- 広告が他の情報に埋もれやすい
- 展示会で足を止めてもらいたい
- Web上で重要な情報を見てほしい
キャラクターに何をさせる?
- 最初の注意を集める
- 重要な数字や説明を指し示す
- 企業名やサービス名の近くで目印になる
使いやすい場所
広告・展示会・Webサイト・SNS・店頭
何を見ればよい?
- 見てもらえたか
- 企業名まで伝わったか
- 重要な情報まで見られたか
ブランド記憶
2|覚えてもらう
キャラクターそのものを覚えてもらうのではなく、会社やサービスを思い出す手掛かりとして使います。
どんなときに使う?
- サービス名が覚えられにくい
- 競合が多い
- 複数の媒体で情報発信している
キャラクターに何をさせる?
- 企業名と一緒に繰り返し登場する
- サービスの要点と結びつく
- 媒体が変わっても同じ目印になる
使いやすい場所
Webサイト・広告・SNS・営業資料・商品やパッケージ
何を見ればよい?
- 後から会社名を思い出せるか
- サービスの特徴を覚えているか
- キャラクターと企業が結びついているか
理解支援
3|わかってもらう
説明を増やすのではなく、「どこを見るか」「どの順番で考えるか」を案内することで、難しい情報を理解しやすくします。
どんなときに使う?
- サービス説明が長くなる
- 専門用語が多い
- 初めての人が理解しにくい
- 問い合わせで同じ質問が多い
キャラクターに何をさせる?
- 重要な場所を示す
- 説明を順番に分ける
- 利用者の疑問を代弁する
- 次に見る情報を案内する
使いやすい場所
サービス紹介ページ・営業資料・FAQ・教材・操作案内
何を見ればよい?
- 内容を正しく理解できたか
- 迷わず操作できたか
- 説明を最後まで読めたか
行動支援
4|動きやすくする
内容を理解していても、不安や迷いがあると動きにくくなります。キャラクターは、その最初の心理的な壁を軽くする役割を持てます。
どんなときに使う?
- 問い合わせのハードルが高い
- 初歩的な質問をしにくい
- 申込み前に不安がある
- 最初に何をすればよいかわからない
キャラクターに何をさせる?
- よくある不安を代弁する
- 最初の一歩を一つだけ示す
- その後の流れを説明する
- 人間担当者につなぐ前の案内役になる
使いやすい場所
問い合わせページ・申込み画面・診断ツール・FAQ・イベント案内
何を見ればよい?
- 問い合わせを始めたか
- 最後まで入力できたか
- 途中で離脱していないか
継続支援
5|続けやすくする
キャラクターがいるだけで、人が続けられるわけではありません。進み具合を伝える、次にすることを示す、中断後に戻りやすくする。こうした支援と組み合わせることが重要です。
どんなときに使う?
- 継続利用が重要
- 講座や学習を最後まで続けてほしい
- アプリやサービスを定期的に使ってほしい
- 途中離脱が課題
キャラクターに何をさせる?
- 進み具合を伝える
- 次の行動を示す
- 達成を確認する
- 中断した人に戻り方を示す
使いやすい場所
会員サービス・アプリ・オンライン講座・研修・定期サービス
何を見ればよい?
- 7日後も使っているか
- 30日後も使っているか
- 途中で止まった人が戻ったか
- 最後まで完了したか
愛着
6|親しみを育てる
同じキャラクターと繰り返し出会い、一貫した言葉や行動を見ていくことで、企業を少し身近な存在として感じてもらう役割です。
どんなときに使う?
- 企業が堅く見えやすい
- 継続的に顧客と接点がある
- SNSやコミュニティを運営している
- ブランドとの長期的な関係が重要
キャラクターに何をさせる?
- 企業の価値観を表す
- 一貫した話し方をする
- 接点ごとに同じ存在として登場する
- 顧客との経験を少しずつ積み重ねる
使いやすい場所
SNS・メール・コミュニティ・イベント・継続サービス
何を見ればよい?
- 親しみを感じるか
- 信頼できると感じるか
- また見たい・関わりたいと思うか
- 企業とキャラクターが結びついているか
6つ全部を、
一度に任せる必要はありません
最初に解決したい課題から、主な役割を1つ決めます。
主な役割1つ
必要に応じて補助的な役割1〜2つ
YataLogicでは、この考え方を基本にしています。
- 展示会なら
- まず見てもらう
- サービス説明なら
- わかってもらう
- 問い合わせ前なら
- 動きやすくする
役割によって、
確認する数字も変わる
企業キャラクターの効果を確かめるときは、売上だけでなく、任せた仕事に対応する変化を見ます。
- 見てもらう
- 見られたか
- 覚えてもらう
- 後から思い出せたか
- わかってもらう
- 正しく理解できたか
- 動きやすくする
- 実際に次へ進んだか
- 続けやすくする
- 継続・再開したか
- 親しみを育てる
- 親近感・信頼・また関わりたい気持ち
自社なら、どの役割?
「あなたの会社のキャラクター、何の仕事をさせる?」
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無料・8つの質問・約2分
そもそも、うちの会社にキャラクターは必要?
「うちの会社、キャラクター必要?」診断へ研究から、もう少し
詳しく知りたい方へ
『その企業キャラクター、意味ある?』
注意、記憶、理解、行動、継続、愛着について、心理学・認知科学・メディア研究などの知見から、より詳しく整理しています。
書籍を見る(Amazon)・新しいタブで開きます参考文献・出典
各役割で紹介した研究・広告分析です。研究の結果も参考にしながら、実際の使用場面で反応を確認します。
見てもらう / Ipsos(2020)
Sheridan, A.(2020)The Power of You: Why Distinctive Brand Assets Are a Driving Force of Creative Effectiveness. Ipsos Views.
原資料を見る(The Power of You・新しいタブで開きます)覚えてもらう / Garretson & Burton(2005)
Garretson, J. A. & Burton, S.(2005)The Role of Spokescharacters as Advertisement and Package Cues in Integrated Marketing Communications. Journal of Marketing, 69(4), 118–132.
原資料を見る(The Role of Spokescharacters as Advertisement and Package Cues・新しいタブで開きます)わかってもらう / Wangら(2017)
Wang, F., Li, W., Xie, H. & Liu, H.(2017)Is Pedagogical Agent in Multimedia Learning Good for Learning? A Meta-Analysis. Advances in Psychological Science, 25(1), 12–28.
原資料を見る(Is Pedagogical Agent in Multimedia Learning Good for Learning?・新しいタブで開きます)動きやすくする / Gratchら(2014)
Gratch, J., Lucas, G., King, A. & Morency, L.-P.(2014)It’s Only a Computer: The Impact of Human-Agent Interaction in Clinical Interviews. AAMAS 2014, 85–92.
原資料を見る(It’s Only a Computer・新しいタブで開きます)続けやすくする / Dworkinら(2026)
Dworkin, M. S. et al.(2026)Evidence of Efficacy of the My Personal Health Guide Mobile Phone App on Antiretroviral Therapy Adherence Among Young African American Men Who Have Sex With Men at 1 Month: Randomized Controlled Trial. JMIR mHealth and uHealth, 14:e75005.
原資料を見る(My Personal Health Guideの効果を調べた研究・新しいタブで開きます)続けやすくする / Cevascoら(2024)
Cevasco, K. E. et al.(2024)Patient Engagement with Conversational Agents in Health Applications 2016–2022: A Systematic Review and Meta-Analysis. Journal of Medical Systems, 48:40.
原資料を見る(Patient Engagement with Conversational Agents in Health Applications 2016–2022・新しいタブで開きます)親しみを育てる / Rauschnabel & Ahuvia(2014)
Rauschnabel, P. A. & Ahuvia, A. C.(2014)You’re So Lovable: Anthropomorphism and Brand Love. Journal of Brand Management, 21, 372–395.
原資料を見る(You’re So Lovable: Anthropomorphism and Brand Love・新しいタブで開きます)

